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国民の皆様、右へ参りま~す

まぁ、まだ結論めいた事を言うのは早計かもしれないけど、果たして尖閣を国有化して、なんか日本にとって良いことあったのかね?
中国における反日感情を高め、在中国の日系企業が損害を受けて日中経済の停滞を招き、更には、尖閣諸島の領有権を中国が主張する口実を与えて、領海を緊張状態に招くなど、日本にとって、なんの得にもならないことしか起きていなんですけど...
性質の悪い隣人に、仮に正論だとしても、自分の都合だけを押し通そうとしたって、そりゃトラブルにしかならないのは自明の理な訳で、日本政府の外交センスの欠如はもはや致命的としか言いようがない。

本来なら、事の発端となった石原東京都知事が、まずその責を問われるべきなんだけど、そういった声が聞かれないのが不思議で仕方がないね。
これまでにも、幾度となく中国を罵る発言を公然と行っていながら、面と向かって中国には言わない小心者なだけに、内心冷や汗を掻いていたとは思うけど(笑)
とはいえ、下衆な愛国心が国益を損なうという、見事なまでの典型的なサンプルを露呈してくれたにも関わらず、これまた下衆い政治家の最右翼とも言える、安倍晋三が、野党第一党の新総裁の座を射止めて、次期総理大臣に目される日が来ようとは、さすがにそこまでは想像出来なかった。
これで、先進各国で起きている中道左派への流れとは逆行するが如く、日本の右傾化に拍車がかかる事になるんだろうね。

安倍総裁が靖国参拝 対中韓関係に影響必至
 自民党の安倍晋三総裁は17日夕、秋季例大祭に合わせ東京・九段北の靖国神社を参拝した。中国や韓国が批判する靖国参拝を実行し「毅然とした姿勢」(周辺)を示すことで、支持基盤の保守層にアピールする狙いがあるとみられる。安倍氏は次期衆院選の結果次第で首相に就く可能性が取り沙汰されている。沖縄県・尖閣諸島や島根県・竹島をめぐり緊張が続く日中、日韓関係への影響は避けられない。
2012年10月17日 中国新聞

それにしても、靖国神社っていうのは、右傾化を計る上で、実にわかりやすい物差しだねぇ。
そもそも右傾化つまりは保守化するという事は、国民は国家の為に存在するという考え方を意味することになると思うんだけど、その究極の形のひとつとが、先の太平洋戦争だったと言えるんじゃないのかな。
まさに靖国神社ってのは、その戦争で亡くなった人を、勝手に英霊として奉っている訳で、というか「靖国で会おう」というのが合言葉になるほど、国家の為に犠牲になることを尊ぶ象徴として存在としてきた神社な訳で、そんなところへわざわざお参りに行くということは、右傾化を望む人間しか出来ない芸当って話なんだよね。

最近、愛国心や国益といった言葉が、やたら聞かれるようになってきたのも、まさに、日本の右傾化を表している傾向な訳で、そんでもって、国家の側からしてみたら、右傾化ほど時の権力者にとって都合のいい話はないだろうね。
なにせ、国家を掲げてさえおけば、自分達の意のままに政治が行えるもんね。
つまり、遅くとも来年には誕生するであろう安倍政権が成立した暁には、彼の理想とする「美しい日本」の国造りの為に、国民全員が従わなければいいけなくなるということでもあり、それこそ、総選挙で自民党が過半数を占めるようなことにでもなれば、極右国家としての道を歩む事は避けられないということでもあるんだよね。
日本の皆さんは、本当にそれでいいの?

方や、次の選挙で躍進が囁かれているのが、橋下大阪市長率いる新政党とかになってしまうんだから、ほんと世の中どうなっちゃってるの?って話だよ。
仮に自民が与党として過半数割れでもすれば、連立の筆頭候補になる可能性だってある訳で、どっちにしたって日本がおかしくなっていくことだけは間違いないね。

極右政治家と急進的な新自由主義者のいずれも、国民や労働者の権利を制限してまで、国家や会社の利益を獲得しようとする訳なんだから、そりゃ親和性も高いわな。
ただ、安倍、橋下どちらも主役じゃないと気がすまない性質だから、いずれはぶつかることにはなるのだろうけど。
あっこれ、石原慎太郎にも当てはまるか(笑)
実際のところ、TPPしかり、既得権を守るのか壊すのかで、対立することにはなりそうだね。
ただまぁ、橋下のことだから、安倍総裁にすりよって、当面は連立与党に収まりながら政権のノウハウを蓄積し、天下取りのタイミングを見計らって、一気に攻勢に転じようと算段しているに違いないと想像してみた。

そういった意味でも、最近、支持率が低下したとか言われてはいるけど、今回の、週刊朝日に対するやり方を見ても、やはり橋下市長は、侮ってはいけない政治家なのだと思う。

週刊朝日の連載中止 橋下氏巡る不適切な記述で
 朝日新聞出版は19日、同社発行の「週刊朝日」が10月26日号に掲載した、ノンフィクション作家・佐野眞一氏らによる橋下徹・大阪市長に関する連載記事「ハシシタ 奴の本性」について、同和地区などに関する不適切な記述が複数あったことを理由に、第2回以降の中止を決めた。
2012年10月19日 朝日新聞

自らのタブーを暴こうとする週刊誌に対して、部分的な表現だけを切り取って、あたかも人権を侵害する出版社だと一方的に決め付けたあげく、その責任を親会社に求めるという無理難題をふっかけて、尚且つ関連メディアの取材を一切拒否するという、公人としてはあるまじき姿勢を見せた橋下知事。
どう考えても、筋違いも甚だしい単なる言いがかりにしか過ぎないんだけど、なぜだか世間は、橋下知事に同調的な雰囲気が漂っていて、はっきり言って理解に苦しむ。

局所的な事案を、世間の耳目を集めることで、あたかも問題の全てにすり替えた上で、その答えを自らの極論でもって導こうとする、橋下市長お得意のレトリックに、なんでみんな簡単に引っ掛かっちゃうのかね。
刺青職員や文楽の助成金とか、彼が提起するネタは全て同じパターンなんだけどなぁ(笑)
例えば、これが週刊朝日じゃなくて、別の出版社だったら、今回のような対応を迫る事は無かったと思うんだけど。
そもそも、なぜだか作者の佐野眞一対しては何も言及せず、でもって週刊朝日の編集部をすっ飛ばして、朝日新聞社を糾弾しているところに、橋下市長の狙いが透けて見えるんだけど、どうかな?
つまり、彼の目的は、週間朝日を利用して、大手メディアを牽制し、自分の存在感を誇示する機会に利用したに過ぎないってことだ。
でもって今回、朝日新聞社があっさりと白旗を揚げたことで、結果的には、橋下市長の目論見通り、言論統制を見事なしえた訳で、まさにハシズムの極みを見たような思いがしたね。

一方で、俺も佐野眞一に取り上げられるような大物になったんだなぁ、ぐらいの器量を見せて相手にしなければいいだけの記事に、あれだけの反応を見せたということは、即ち、自らの出自に強烈なコンプレックスを抱いていることを暗に示したとも言える訳で、ある意味、彼の考え方や発言の源泉になっているようにも感じたね。
新聞記者や官僚のようなエリートに対する敵愾心や、因縁をつけるかの如くの論法など、まさに彼の行動原理には、自らのルーツを体現しているようでなんとも興味深い。
恐らくは、佐野眞一もその辺りを炙りだそうとしていたはずで、連載を打ち切った週刊朝日及び朝日新聞社の姿勢は、メディアとしての責任を放棄しただけでなく、その機能を失ったに等しい行為であり、はっきりいって失望以外の何も感じられない。

ついでに断っておくけど、当ブログで差別を容認するつもりなど毛頭ないので、誤解なきよう。
しかし、橋下徹の人格を語る上で、自らのバックグランドに部落問題がなんらかの影響を及ぼしていたのは、紛れもないことであり、それを紐解くこと自体になんら問題は無いと考える。
差別表現を巡っての抗議ならまだ理解も出来るけど、記事の全容が明らかになる前に、橋下市長が抗議を行ったという事は、自分の立場を利用して問題を歪曲化し批判や言論を封印しようとする行為でもあり、むしろ、そちらの方が非難されるべき事だと思うのだけど。
同様に、週刊朝日は休載に至った経緯と検証を明らかにする責任があると思うのだけど、なんか期待薄な感じだね。
差別問題を取り上げるならば、いずれも正面から向き合う必要があるにも関わらず、両者共に明らかに問題をすり替えようとする姿勢が見え隠れして、いい加減にしろ!と言いたくなる。

そんな訳で、話がやや横道に逸れてしまったけど、ここ最近の出来事を見て思うのは、日本は大きく右に舵を切り始めただけでなく、独裁者を生み出しやすい土壌も生まれつつあるということだ。
民主党が国民のフラストレーションを高める政治を行う一方で、その受け皿となりうる政治勢力の暴走に歯止めが掛からなくなってきている。
加えて、政治の監視機関でもあるはずのメディアが、機能停止に陥ったとなれば、果たして日本はどうなっちゃんだろうね。
もはや、軌道修正が効きかない所まで来てしまった訳で、ほんとお先真っ暗だよ。

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