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国家主義と新自由主義のはざまでブラック化する日本

先日、特定秘密保護法案が可決したのはご存知の通り。
法案の中身については、随所で様々な批判もあり、当ブログで改めて言及するまでもないだろう。
むしろそれよりも、遅きに失したマスコミの反論や反対運動に呆れてしまったのが正直なところだ。
何を、今頃になって反対の声を上げているのか正直理解に苦しむ。
安倍政権が誕生し、衆参で過半数を確保した時点で、このような事態が訪れることは自明の理だったはずな訳で、少なくとも、安倍自民党に1票を投じていながら特定秘密保護法案に反対しているような輩には、恥を知れ!と言わせていただきたい(笑)

安倍首相の政治姿勢の根底にあるのは強烈な国家主義だ。
判りやすく言えば、国民の為に国家が存在しているのではなく、国家の為に国民が存在しているという考え方であり、要するに、支配者や権力者の言うことに国民は黙って従ってさえいればよいと考えているのだ。
恐らく、彼の心の中では、国民主権や民主主義なぞ糞くらえだと思っているに違いないだろう(笑)

そういった意味でも、特定秘密保護法は国民の知る権利を一方的に制限することで国益が守られるという妄想に基づいた、まさに国家主義思想が色濃く反映された法案だと言える。
当ブログからすれば、国民の知る権利が奪われることの方がよっぽど国益が損われると思うのだけど、安倍首相は、そういう風には一切考えられないようだ(笑)

建前上は公務員の機密漏洩を防ぐ法案となってはいるが、秘密情報の規定も国家次第、漏洩に該当するかどうかも国家次第、即ち、国家が恣意的に用いることが出来る法案でしかなく、国民の権利も保障されていなければ、なんら国民に利益がもたらされることもない、安倍政権にとっては誠に都合の良い(曖昧な表現が盛りだくさん!)法案なのだ。
ましてや、急いで法案を通す理由など国民の立場からすれば、どこにも見当たらないにも関わらず、強引な国会運営でもって成立を成し遂げる辺り、まさに安倍首相の本性を見る思いがした。

例えば、アベノミクスにしても、景気の浮揚策として未だもてはやされてはいるが、我々にとって一番肝心な庶民の給与の引き上げは企業頼みとなっている。
つまり、アベノミクスとは、企業が直接潤う政策となっているだけで、国民が潤う保障はどこにも無いのだ。
更に、これに輪をかけて酷かったのは、結局、見送りとなったものの、解雇特区なる雇用規制の緩和を企てたことだ。
一見、新自由主義的な政策のようにも思えるが、解雇をしやすくするのならば、それと同時に雇用を促進する政策がセットでなければ意味が無い。
本来の目的は労働体系の自由化であるはずが、国民や労働者にだけリスクが与えられ企業にはリスクが伴わない、極めて一方的な規制緩和政策でしかないのだ。

そもそも、新自由主義的な政策とは、減税や規制緩和を行って自由競争を促し、社会生活に国家の介入を最小限に留める小さな政府を志向することである。
ところが、安倍政権がやろうとしていることは、法人税を引き下げるなど大企業や投資家を優遇し、その代わりに消費税を引き上げて国民に増税の負担を強い、あげく公共事業を復活しようとするなど、自由競争とは程遠い、既得権者の都合の良いところだけ新自由主義的な、ハチャメチャな政策ばかりなのだ(笑)

これらのことから見えてくるのは、弱者を食いもにして強者を太らせ、己の権力をより強固なものにしようとする安倍首相の政治姿勢だ(笑)
つまり、安倍政権の本質とは、国民の権利を制限することで国民を無力化し、特定の意思決定機関だけで国家の運営を進めようとする、まさに国家主義そのものなのだ。

あれ?
これって、まるで中国や北朝鮮の国家体制そのものじゃあ~りませんか!(笑)

まさに彼の国を見習えとばかりに、道徳の教科化による思想統制、NHKを管理下に置く言論統制、安倍総理の目論む「美しい日本」化は着々と進んでいるのである。

何故も多くの人々は、この様な人間に国政を託そうと思えるのか不思議でならない。
個人の権利を差し出してまで国家が繁栄することを本当に望んでいるのだろうか?
政治家の言動や政策に一喜一憂するだけで、その真意や本質を、あまりに見落としているのではないだろうか。
思うに、猪瀬東京都知事の権力欲や小泉元首相の商売っ気など、何も今に始まった話では無いはずなんだけどねぇ。
そんな訳で、今の日本は、国民がブラック国家の誕生を、わざわざ望んでいるようにしか思えない。
でもね、そんな国で、どんなに一生懸命働いたって、出世することも無ければ、給料が上がることも無いんだけどなぁ...(笑)

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